最近、ぎっくり腰になっちゃって…。ツムラ68っていう漢方薬がいいって聞いたんだけど、本当に効くのかな?
それは大変でしたね。ツムラ68にはぎっくり腰に適した漢方成分が含まれているんですが、実際のところはどうなのか、見てみましょう。
また、他にも手軽に使える腰痛対策グッズなどがありますので、あわせてチェックしましたよ!
- ぎっくり腰にどのような薬の選択肢があるか知りたい方
- 漢方を取り入れて体質改善を目指したい方
- 腰痛対策グッズを探しているが、どれを選べばよいか悩んでいる方
腰痛と漢方薬の関係
体質から見直す「漢方」という選択肢
腰痛といえば、すぐに効果のある湿布や痛み止めを思い浮かべる方が多いかもしれません。
一方、漢方薬は「痛みの原因を根本から整える」ことを目指しています。つまり、「体質から改善することで腰痛を抑えていく」ということが漢方薬の考え方です。
現代医学では、痛みのある部位に対して直接効果があるように治療を行いますが、漢方では体全体のバランス(気・血・水など)からの改善を重視します。
腰痛に対しても、冷え・水分代謝の異常・血の巡りの悪さなど、個人の症状や体質に合わせて処方されるのが基本的な考え方です。
特に冷えや血行不良など、体質が原因と考えられる腰痛は、漢方が得意とする分野と言えるでしょう。
急な痛みに使われる漢方処方もある
ただ、痛みに対して比較的速やかに作用するとされる漢方の処方がないわけではありません。「ツムラ68番」として販売されている「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」がそれにあたります。
発作的・突発的な痛みに対して比較的速やかに作用するとされる点で、漢方薬としては珍しく即効性が期待される処方のひとつとされています。
ツムラ68の漢方薬成分と、製造元から公開されている効能
芍薬甘草湯は非常にシンプルな漢方薬で、2つの生薬「芍薬」と「甘草」で構成された処方です。古くから使われていたとされる古典的な漢方で、急激な筋肉のけいれんや痛みを和らげる目的で使用されます。
「ツムラ68」は2種の生薬の組み合わせ
芍薬(しゃくやく)
ボタン科の多年草で、筋肉の緊張をゆるめ、痛みをやわらげる働きがあるとされます。漢方では「筋肉のけいれんや緊張をほぐす」目的でよく使われる生薬です。血の巡りを整える働きも期待されています。

美しい花でも知られる芍薬
甘草(かんぞう)
マメ科の多年草で、さまざまな漢方処方に配合される調和作用のある生薬。芍薬と組み合わせることで、筋肉のけいれんを抑えつつ、痛みをしずめるとされます。また、体力を補い、他の生薬の働きを助ける目的でも多用されます。
この2種類の生薬が相乗的に作用することで、こむら返り、腰の急な痛み、背中の張り、腹痛などに用いられるケースがあるとされています。
製造元が示す効能と使用シーン
ツムラが公式に示している芍薬甘草湯の効能・効果は、以下の通りです。
- 筋肉のけいれんを伴う痛み
- 腰痛
- こむら返り
- 背部痛
- 腹痛
特に、夜間に突然起こるこむら返り(足のつり)や、ぎっくり腰のような急性の腰痛のように、筋肉が過剰に収縮して激しい痛みを引き起こす状況に対して使われることがあります。
なお、芍薬甘草湯は短期間の使用に適した漢方薬とされ、長期使用は甘草に含まれる「グリチルリチン酸」による副作用(浮腫や高血圧など)に注意が必要とされています。
体質との相性を確認しながら選択を
芍薬甘草湯は、体力の有無を問わず幅広い人に用いられる処方ですが、それでも薬である以上、体質や症状の出方によっては合わない場合もあります。自己判断での継続的な服用は避けましょう。
使用前には、薬剤師やなど専門家に相談することをおすすめします。特に持病がある方や、他の薬との併用を考えている方はよく相談してください。
漢方を使用したツムラ68以外の市販薬
ツムラ68以外にも、漢方を使用して、腰痛への効果が期待できる薬がありますのでご紹介しましょう!
八味地黄丸(はちみじおうがん)
八味地黄丸は、加齢や体力の衰えによって生じる腰のだるさや痛み、冷えを伴う腰痛に対して、体質的に合えば使われることがある漢方薬です。
夜間の頻尿や足腰の冷え、また慢性的な疲れが腰に出やすい方に向いており、体の内側からじっくり整えていくタイプの処方とされており、とくに中高年の慢性腰痛のケアとして選ばれるケースが多く見られます。
● ツムラ漢方八味地黄丸エキス顆粒A
ツムラが製造・販売している市販向け八味地黄丸。腎機能の衰えによる頻尿や冷え、腰や足のだるさに体質的に合う方に用いられます。服用しやすい顆粒タイプです。
● クラシエ漢方 八味地黄丸エキス錠
錠剤タイプで持ち運びにも便利。体力が低下し、下半身が冷える方や中高年の不調に対応した処方です。市販薬として広く販売されています。
疎経活血湯(そけいかっけつとう)
疎経活血湯は、血行不良や体の冷えが原因とされる腰痛や関節痛に用いられることがある漢方薬です。筋肉や関節のこわばり、天候によって変動する痛みなど、腰まわりの重さ・鈍痛が続く方に適することがあります。
体の「巡り」をよくする処方として、慢性的な腰痛の緩和や再発予防を目的に用いられるケースもあります。
● クラシエ漢方疎経活血湯エキス顆粒
ツムラが製造する疎経活血湯は、関節痛や筋肉のこわばり、慢性的な腰痛などに対して体質に応じて使われる処方。顆粒タイプで服用が簡単です。
● コタロー疎経活血湯エキス細粒
小太郎漢方製薬が製造する製品。腰や肩などの慢性的な痛みに、血行不良を改善する目的で使用されます。体のこわばりを感じやすい方に用いられています。
手軽な腰痛対策グッズ
薬以外にも、腰痛の防止や緩和に、効果が期待できる対策グッズがありますのでご紹介します!
腰痛ベルト・サポーター
動作時の負担を軽減してくれる腰痛ベルトは、腰をしっかり支えることで痛みの緩和に貢献します。最近は薄型で目立ちにくいタイプや、仕事中でも使いやすいデザインが増えており、日常に取り入れやすくなっています。
● ザムスト 腰サポーター ZWシリーズ
スポーツドクター、トレーナーなど専門家の知見を設計に反映したシリーズ。背中に支えが入った腰サポーターで、しっかりと固定することで適度なS字の姿勢を保ち、腰への負担を軽減します。
● バンテリンコーワ サポーター 腰用 しっかり加圧タイプ
日常生活や軽い運動時に使いやすいタイプ。伸縮性のある素材で、腰の動きを妨げにくく快適にフィットします。
ホットパックや温熱シート
「冷え」が原因で腰痛が悪化する方には、温めるグッズも効果的。繰り返し使えるホットパックや、貼るだけでじんわり温まる温熱シートなどが人気です。血流を促すことで、慢性的な痛みの改善をサポートします。
● ゆたぽん 腰用(白元アース)
柔らかいジェル素材が腰にフィットし、体のカーブに沿って温められるのが特徴。就寝前のリラックスタイムにもおすすめです。
● めぐりズム 蒸気の温熱シート(花王)
蒸気の力でじんわり温めるタイプ。肌に直接貼らず、衣服の上から使用する設計で、低温やけどのリスクを抑えながら快適に使えます。
腰痛を持つ人が心がけたいこと
姿勢の見直し
長時間の座りっぱなしや前かがみの姿勢は、腰に大きな負担をかけます。定期的に姿勢を正す意識を持ち、椅子やデスクの高さを見直すことが大切です。
適度な運動とストレッチ
腰まわりの筋肉が固まると、さらに痛みが悪化します。ラジオ体操や軽いストレッチを日常に取り入れるだけでも、可動域が広がり腰の状態が改善されることがあります。
ツムラ68をはじめとする漢方薬は、体質に合えば腰痛対策のひとつとして有効に働く可能性があります。ただし普通の医薬品と同様に、体質や症状に合わせた選択が重要です。
あわせて対策グッズや生活習慣の見直しも行い、腰痛のない快適な日常を目指しましょう。

